うちの猫の観察日記

保護猫からうち猫になったメルの成長記録

メル、膀胱炎になる

   

メルがある時からやたら大声で鳴いたり、何度もトイレに行くようになりました。

トイレに行く回数を数えたら、1日30回を超えていました。それなのに、おしっこはそれほど出ていない。しゃがんで頑張っているのに何も出ていないことがほとんどでした。1日のうちに以前はたっぷりおしっこをしていたのが、量が少ない。これはもしかして泌尿器系の病気だろうか…と思いました。(育猫知識でメルくらいの歳の猫はかかりやすいと知っていたので)

膀胱炎か、まさか腎臓の病気?腎不全とか聞いたこともあるし、大変な病気だったら…
でもメルは病院が大嫌いだし、これはすぐに連れて行った方がいいものか…

同居人Bが病院に電話をしてくれて、「おしっこが全く出ていないならすぐに来てください。出ていてぐったりしていないなら明日でも良いです。」と言われたとのこと。

二人がかりでつかまえなければキャリーに入れることは不可能なので、翌日におやつを与え、毛布をかぶせて一発捕獲。そして病院に向かいました。「出せー、こんにゃろー」とキャリーの中から恨めしい声をあげるメル。おしっこの問題以外は、食欲もあるし、飛び跳ねる元気もありました。

先生と看護師さんの4人がかりで診察していただきました。話をして、エコーで診ていただいたら、膀胱におしっこは溜まっていないことがわかり、膀胱炎だと判明しました。猫の膀胱炎は珍しくなく、特に秋冬は多いそうです。尿道カテーテルを入れて採尿をしますと言われ、待合室で待っていました。
「ギャー!ギャー!」とメルの悲痛な鳴き声が聞こえ、私はかつて泣き叫ぶ子供を待合室で待ちながら倒れてしまった見知らぬお母さんを思い出しました。かわいそうに…痛いだろうにと胸が張り裂けそうな思いでした。

検査の結果、炎症が少しあって、おしっこのPH(ペーハー)値が高いことがわかりました。高いと結石ができやすいそうです。
ちょうどメルの様子がおかしくなった頃に、ごはんを2日ほど違うものに変えたことがあったので、それが関係あるのか先生に聞いてみましたが、炎症は関係ないそうです。でもPH値を下げるには、お薬と療法食での治療をおこなうんだそうで。とりあえず薬は大変だからと2週間効く注射を打っていただいて、療法食を買ってきました。

この療法食の効能が書かれたものを読むと、メルにぴったりでした。神経質で脱毛があったり攻撃性があったりそういう場合にもいいみたいで、病院に連れてこられないほど繊細な猫ちゃんも、これで落ち着いたと先生が教えてくれました。メルにも効果があると良いです。

ちなみに前回予防接種のために病院へ行った後の知覚過敏のような症状のことを先生に訊ねましたが、やっぱり予防接種の影響とかではなく、ストレスを受けたためだろうとのことでした。

今回は家に帰ってからはわりとケロっとしていて、なんだか元気になったように感じました。トイレの回数はまだ多いのですが、おしっこが少し増えた気がします。同居人二人の間に座り込んだりして甘えていました。
治るにはしばらくかかるみたいですが、悪化しないよう気をつけたいものです。

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